BLJ 2020年9月号

例によって例のごとく、読んだところの感想を、呟いたことを基に箇条書きでメモ。手堅い感じはするものの、角が取れた感もあって、以前ほどワクワクしなくなって久しいのは確か*1

  • 二次妻・無双様の書評は「私のような入門者」という記載に瞠目するも*2、書評の内容は納得。章立てが目的効果別のグルーピングに基づくものだと、特定の内容をピンポイントで探そうとするときには索引が充実していないと不便というのはご指摘のとおりかと。 
  • ハーレム連載の株式譲渡契約については、「知る限り」周りのやり取りが、個人的には興味深かった。
  • AIのビジネス利用に伴う個人情報・プライバシー保護の問題(タイトルが長いな)は、解説内容は理解できる反面、実務レベルへの落とし込みは難易度が高そうというか、そもそもどこまで可能なのかよくわからない気がした。
  • アジア法務の思考回路については、アジア新興国での電子契約の適用について。内容はなるほど、というところ。慎重な対応が必要なところ*3と、そうでないところの線引きを決めて対応することになるんだろうなと感じる。
  • スルガ銀行の記事は、ぐだぐだずるずる加減がすごいという感想しかない。企業統治も何もあったものではない。
  • 独禁法の道標シーズン5初回は、新しいシーズン開始を告げるにふさわしく、重厚な印象の内容。水平・垂直の2分論への切込みは、個人的にはすごく興味深く読めた。白石先生のコメントも健在で素晴らしい。このシーズンからは増量なのだろうか。次回以降にも期待。
  • 個人情報保護体制グローバル化の記事は、グローバルポリシー策定の頭の痛さの一環を見た気がした。迂闊にやるとサグラダファミリアになりそうな気しかしないし。
  • 民事裁判のIT化の話は、現状の素描としてはそうなんだろうな、としか。裁判官と書記官が裁判所の建物から手続きにログインすることしか考えていないのが現状不利に作用している点をどうするのかは考えないといけないような気はするけど、相当難しい気がする…。
  • 知識創造法務の記事は、戦略法務とか言っていたのと何が違うのか、結局同工異曲なのではないかというのが、現時点での印象。
  • 特集は、要するにコロナネタで、既に食傷しているのと、月刊誌でやるには状況についていきにくいのではという気がする。インタビューについては、いつ時点での話なのか分からないと、読みにくい気がした。
  • 楽しみにしている企業法務部へのインタビューがないのは残念。別にweb越しでもできると思うのだが…。

*1:そういうこともあって、配達が遅くなっているのにも厳しい目を向けたくなるのだが…

*2:かの方が入門者とかいうのは謙遜のし過ぎではないかという意味であることは付言しておく

*3:直感的に、労務系は慎重であるべきなんだろうとは思うが…