ハマスホイとデンマーク絵画

出かけてみたので、感想などをメモ。

 

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展示エリアは、絵の貸し出し元の意向で撮影禁止だったが、撮影可能なところに、大きなポスターがあった。

 

メインはハマスホイ*1なんだけど、デンマーク絵画の中での歴史的な文脈に彼を位置づけるという感じなのか、彼の周囲(時間的な意味でも、地理的な意味でも)の画家の絵の展示があってから、彼の展示がある、という構成であった。また、展示室の造作が、彼の絵の一部分を再現したところがあり、室内の絵の中に入っていく形を取っているのも興味深かった*2

 

彼の絵自身は、屋外のものを描いたものも一部あったけど、主に室内で、人はいても、大人数ということもなく、被写体とも目を合わせない。人のいない室内を描くときは、室内にはモノは少なく*3、画面を見ても、色々描かれすぎていて、胸やけする感じもない*4

 

個人的に印象的だったのは、光の角度。高緯度っぽい角度で、ボストンで見た光の角度を思い出した。無人の室内を描いた絵が個人的には一番良かったかなと。

 

そんなこんなで、ハマスホイの絵の絵葉書を何枚か買ってみた。包装用の袋も実に「らしい」感じのものだったのが好印象。

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ハマスホイ以外の絵については、気に行った一枚についてのみ絵葉書を。

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おまけで、ピンバッジのガチャガチャがあったので、やってみた。

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*1:外国人の表記は例によって一定しない。ハンマースホイかとおもったらハマスホイと言っているし、何だか釈然としないが、まあ、仕方ないのだろう。

*2:特段の説明があったわけではないので、気づかれずに終わるかもしれないが。

*3:ルンバ向きという説もある。

*4:胸焼けするほどごちゃごちゃ描かれていないとか、色彩が落ち着いているという意味では、雑な括りかたで恐縮だけど、ワイエスとかと似たものを感じた。個人的にはそのあたりが好みということなのだろう。