今日は一日“アリーサ・フランクリン”三昧

興味のある内容をやっていて、家にいるときには聴いている、NHKFMの祝日の特集の「三昧」企画。今回は「ソウルの女王」ともいわれるアリーサ・フランクリン

正直なところ、「三昧」企画は、こちらの聴く限り、進行役の知識・経験等によって、当たり外れが大きいというのが印象。本人の出てきた松本隆竹内まりや三昧は、適任者が進行役をされていたので、良かったけど、時には、首をかしげるものもあった。今回は、キャリアの長い相手なので、それなりのキャリアのある進行役でないと無理だろうと思ったら、ピーター・バラカン氏で、氏が自らの土曜朝のNHKFMの番組で予告していた。アリーサ・フランクリンは、知らなかったが、まあ、氏が進行役であれば変な番組にはならないだろう、と思ったので、確定申告の作業をしながら聴いてみた。

 

まず、アリーサ、というか、アレサじゃないのか、と思ったが、冒頭で、英語の読みという意味ではアリーサの方が適切という話があり、実際ライブで司会者が名前を呼んでいるときの音源を聴いても確かにそう聞こえたのであった。とはいえ、アレサという書かれ方・呼ばれ方が定着しているのか、出演者の方々の中にもアレサという言い方をしていた方がいた。

 

彼女の歌をまとめて聴くのは初めてのことだったが、確かにすごい歌手だったということはよくわかった。ソウルというジャンル自体に馴染みがないので、迂闊なことは言い難いが、こちらにとっても十分馴染みあるの曲のカバーを聴いても、自分の土俵に引き込んで消化して、豊かな表現力を駆使して、自分なりの曲にしているところだけからしても、その凄さの一端がわかるような気がした。備忘のために、youtubeで2曲、番組で取り上げられたものを貼っておく。

Let it be(The Beatlesのカバー)

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Brtidge Over Troubled Water(Simon & Garfunkelのカバー)

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番組自体も、ピーター・バラカン氏が淡々とした口調ながらも、折に触れてイギリス系らしい辛辣さも交えつつ*1、ゲストとの会話*2の中でのマニアックさな内容も交えながら、彼女の全体像を紹介していた。

 

やはり、女王といわれるだけのことはあって、すごい迫力に圧倒された感じだった。ようつべあたりからちょっと聴いてみようかな、と思ったのだった。

 

 

*1:体型とかについての言及はなんだかなあと思ったのであった。どさくさに紛れてマライア・キャリーが被弾していたのはややお気の毒というところだった。

*2:綾戸智恵さんが番組の空気感をまったく別のものにしていた感があったのは興味深かった。