登山の助けに

自分用の備忘のためのメモ。登山前の準備運動というところで(汗)。

昨年末ごろから知財方面で話題になっていた(とこちらは認識している)こちらの書籍について、興味を持ったので、思い切って購入したのであった。

www.yuhikaku.co.jp

 

しかしながら、いきなり最初から読んだら、あっさり挫折*1したのだが、こちらのエントリから、本書の読み方についてご示唆をいただいた。実にありがたい話である。

patent-law.hatenablog.com

第1章(および第4章)には知的財産法学の方法論「知的財産法政策学」に関する論文が配されているが、これら論文は抽象度が高いため、いきなり読むのはハードルが高いと思われる。

そこでまずは、第3章1「日本の著作権法のリフォーム論」を読むことをお勧めしたい。長期的かつ大局的な観点から日本著作権法の立法論を述べた論文であり、著作権法に対する著者の考え方(理想)がストレートに現れている*4。そしてそれだけでなく、著者の方法論の実践の好例でもある。

 

気を取り直して、3章から読み始めたのだが、確かに1章よりはとっつきやすい。基礎法系統の素養の要求水準の差などに起因するものと思われるが、いずれにしてもありがたい限りである。頑張って読み進められたいと願う(自信なし)ところ。知財分野について、過去に関与した経験も、学んだ経験もそれほどない人間が挑むにはあまりにも高い山ではあるのだが、それなり以上の価格の本を思い切って購入したのだから、可能な範囲で何とか挑んでみたいところ。

 

その他、読了の有無にかかわらず、感想を書かれている方々のエントリを、気づいた範囲でメモ。こういうエントリを見ると、頑張ってみようという気にはなるので、それだけでもこちらにとってはありがたい限り。いつまでかかるか不明だが、もう少し頑張ってみる所存。

k-houmu-sensi2005.hatenablog.com

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*1:ロック的ただし書というので、めげたという体たらく…。なお、この点については、こちらのp10あたりがわかりやすく感じたのだが…そもそもこちらが十分理解できていないのかもしれない(汗)