いくつかのことを

呟いたことを基にメモ。

  • 気が付くと、72期の方が登録されて、こちらも登録2年目ということに相成った。時のたつのは早いものだと遠い目をしている場合ではない。この1年で進歩があったのかよくわからないから悩むところ。とりあえずバラエティに富んだ各種案件に、形はどうあれ関与できたことについては、特にボスに感謝するしかない。
  • 敢えて72期の方に偉そうなことを言うのであれば、色々なことに対する感じ方は人それぞれなので、他人様と自分を比べずに、自分の体と心の安全を確保することを忘れないほうが良いと思う。たとえ執務開始初日でも、危険を感じたら退避を考える(実際にするというのとは必ずしもイコールではないが)ことを強く推奨する次第。相談に乗ってくれる先生はTL上にもいるので相談をすることを強く推奨。 一人で抱え込むのは危険。
  • 法曹資格者の方が、ビジネスサイドに回る理由について、概略、過去の話の始末が多くて、未来を見る話が少ないとか、手数料ビジネスでしかない点に不満とか、知識共有が低調で進歩が遅いとかいう不満を理由に挙げているという趣旨の呟きに接した*1
    最初の2つの点については、訴訟というのが過去の問題の解決手段でしかないこと、及び、ある種のトラブル解決業であるという意味では、手数料ビジネスであること、は、いずれも、弁護士になる前からわかりそうなもので、それをわからずに弁護士になったとすれば、単に下調べが甘かったのではないかという気がする*2。それと、予防法務系の話に注力すれば、過去の話ばかりということにはならないのではないかと思うので、そもそもそのように感じること自体がある種の視野狭窄なのではないかという気もしないでもない。
    最後の点については、共有をしづらくする要素、利益相反とか守秘義務とかがあるので、これもやむを得ないところではないかと思う。
    そういう意味では、結局のところ、能力とは別に、志向の意味で向いていなかっただけなのではないかという気もしないでもない。そういう人が転身しやすくなったことは、必ずしも悪いことではないのかもしれない。
    ただ、そういうことを言い募っておいて、移る先が、この業界周辺のビジネスが多いのは、培った能力との相性という意味では理解はしやすい反面、それで、事業側に移った、とえばられても、個人的には鼻白むところで、まったく畑違いに行く例が少ないのは、何だか微妙なものを感じずにはいられない。偉そうに言うほど大した違いではないのではないかと感じてしまうので。

*1:元の呟きを引用しても良いのだろうが、気分の問題で避けることにした。気分の問題でしかないのだが

*2:学卒からローまたは予備を経由して若くして資格を取ると、それらの点に思いが至らないのかもしれないし、こちらがそういう経路を経ていないからかように感じるのかもしれないが、それにしてもねとは思う。