BLJ 2019年9月号

例によって,届いた日に目を通せたところだけ,呟いたことを基に,箇条書きで感想を書いてみようかと。速報性優先ってことで(謎)。

  • Lawyers' Guideは,普段はほぼ見ずに捨てるのだが,某先生が出ておられて,最近お目にかかってもお疲れ気味に見えたところ今回はそうでもなかったのが印象的(そこかよ)。あと某F辺先生はT*Iを出られたんですね。なるほど。
  • 無双様の某概説書への書評*1は,いつになく辛口ぶりが冴える。情報のアップデートの足りないところについては,辛口ぶりが冴えるが,対応策の提案もあるのが素晴らしい。これだけのことが書ける人はそうはいないのではなかろうかと感じる次第。
  • オイシックスなんとかの法務部長さんって,某社で某氏の上司だった人だよな。コンプライアンスについての訳し方には共感。
  • 巻末の広告群を見ると,「リーガルテック」方面に振る方向性なのかなと理解。しらんけど。
  • ハーレム先生の記事は,ロイヤリティの支払いなどについてであり,映画ライセンス以外の契約においても参考になるところがあるのだろう。流石にいい加減他の契約の話に移らないかなとは思うけど。
  • 毎年恒例化している感のある*2通常国会の改正法の影響度の記事は,全部ではないけれども,影響度を分類しようとしているのは興味深い。個人的には独禁法改正,意匠表改正,民事執行法改正あたりが特に興味深く感じられた。手続とかの図示がわかりやすいのも良かった。
  • 独禁法の道標は,白石先生の「減額」と「買いたたき」の差異についての解説が興味深かった。両者の差異をあまり明確に意識したことがなかったので。
  • 限定提供データの記事は,限定提供データを営業秘密と同じ方法で管理というのは,まあ,従業員側のわかりやすさを考えるとそうなんだろうけど,単に営業秘密の範囲を広げただけみたいな感じもして,何だか微妙な気がした。 

 

*1:ここは敢えて詳細は伏せておく。

*2:裏を返せばマンネリ感も感じなくはない