育てているのは誰か

某センパイのエントリを見て思ったことをメモ。時事ネタにはうかつに反応しないよう心がけているのだが…。

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痛ましい事件が起きるたびに生じる,報道合戦。報道の自由の重要性を理解しているつもりではあっても,行き過ぎではないかとの思いを禁じ得ない。

 

しかしながら,行き過ぎに見える報道が是正されないのは,なぜかという疑問もある。幸か不幸か,多くの報道機関は営利企業のはずなので,営利企業として,商売が(それが本業かどうかはさておき)なりたつから,ああいうこともやれるし,やろうという話になっているはず。そうなると,次に,ああいうのが商売としてあり,ということになっているのは,どこかに求めている人がいるからではなかろうかという疑問が浮かぶ。そういう求める人たちがいるから,やるんだという認識(それが,実態としては幻影または妄想であるとしても)をかの業界の方々が持っているからこそ,事態が改善しないのだろう。

 

本当にそうであるとすれば,そのへんをどう変えていくか,考えないと駄目な気がするけど,どうやったらよいのか,正直良くわからない。眼の前の「ニュースバリュー」なるものを追いかけることだけしか考えられなくなっているのをどうにかしないといけないのだろうけど…。